【保健福祉学専攻】博士課程後期の石田修平さんが国際学会で研究成果の一部を発表しました
【発表タイトル】
CLASSIFICATION OF PAIN MECHANISMS IN PARKINSON'S DISEASE BASED ON THE IASP GRADING SYSTEM AND THE PARKINSON'S DISEASE PAIN CLASSIFICATION SYSTEM
【発表者からの報告】
2025年4月24日から26日にかけて、フランスのリヨンで開催された14th Congress of the European Pain Federation EFIC に参加し、発表を行いました。本研究はパーキンソン病患者が有する痛みの分類を目的に行ったものです。
国外の学会で発表することは私にとって初めての経験でした。発表準備の抄録作成の段階から、英語でどのような文章が良いのかという難しさを感じましたが、指導教官である西上智彦教授を始め、同じ研究室の皆さんからのサポートにより、しっかりと良い準備をすることができました。
私の発表は1日目にポスターでの発表でした。昼食が配布される会場、かつ昼食時間での発表であったこともあり、大変多くの人が会場に参加していました。日本ではこれまで経験したことがありませんが、昼食を食べながらポスターの質疑応答というスタイルで、肩の力が抜けた会話のしやすい環境となりました。様々な国の参加者からのハイレベルな意見をもらえる環境は非常に魅力的で、もっと成長したいと思える大変充実した時間でした。また、自ら他の発表者に質問をしたことも、私自身としては成長できたと感じるポイントでした。他の研究者の発表も勉強になるものが多くあり、痛みという共通したテーマであっても多角的に捉える重要さをあらためて感じることができました。
講演にも参加しましたが、視覚的に分かりやすいスライドやプレゼンスタイル、質問において自身の意見を明確に伝えることなど、学ぶことばかりの学会でした。私自身としては、英語での質疑応答の能力の向上や、該当分野に関する知識の向上、意見を明確に伝える力など、成長が必要と感じることを見つけることもできました。これから、同じ研究室の皆さんや他の日本からの参加者などとともに、高め合っていき、理学療法士として患者さんの症状を改善していけるように、臨床と研究をつなげていきたいと思います。
この機会を与えていただきました西上教授はじめ、関係の皆様に深く感謝を申し上げます。また、今回の参加は、県立広島大学重点事業の研究活動支援にて、補助をしていただいております。このような機会を与えていただいた県立広島大学保健福祉学専攻の皆様にも感謝いたします。
文責:保健福祉学専攻 博士課程後期3年 石田修平(島根大学病院)
  
 
       発表の様子           研究室のメンバーと撮影
                     
 

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